第一出版社の本は一冊だけ持っていて、それは伏見冲敬訳の『肉蒲団』である。A5判並製ながら、童画家の武井武雄による装丁装画の本は昭和二十六年の刊行から考えれば、瀟洒な一冊と言えるだろう。発行人は石川四司で、前回記したように元改造社編集局長にし…
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