出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2009-12-28から1日間の記事一覧

 2 太宰治とジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』

2001年に翻訳されたジョン・ダワーの『敗北を抱きしめて』(三浦陽一他訳、岩波書店)は「第二の敗戦」的状況の中で刊行されたこともあり、その出版は偶然のように思われなかった。そして戦後日本が敗者として始まったこと、占領が現在まで続いている実態を…