出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2010-05-30から1日間の記事一覧

8 豊浦志朗「ハードボイルド試論 序の序―帝国主義下の小説形式について」

ハメットの『血の収穫』 は刊行から半世紀を経て、日本において正統的後継者を出現させた。ここでの使用テキストは、旧訳『血の収穫』(田中西二郎訳、創元推理文庫)であるので、再び邦訳名を『血の収穫』 に戻す。 ハメットの『血の収穫』 に関して、一九…