出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2011-08-10から1日間の記事一覧

古本夜話122 小島威彦『百年目にあけた玉手箱』、戦争文化研究所、世界創造社

前回まだその著書を入手していなかったので、あえて名前を挙げなかった人物がいる。それは小島威彦で、彼は他ならぬ「パリの日本人たち」とスメラ学塾の中心人物である。小島は九十歳を超えた一九九五年に『百年目にあけた玉手箱』という全七巻、二百字詰一…