出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2011-12-26から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論16 松本充代『青のマーブル』(青林堂、一九八八年)

松本充代を印象づけられたのは、『青のマーブル』の前年に同じく青林堂から出された『記憶のたまご』で、そこに収録されていた短編「ユメ」の二作によってであった。 『記憶のたまご』「ユメ(一)」は血にまみれたパジャマ姿の女性が描かれ、そこに「朝起きる…