出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-01-29から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論21 羽生生 純『青(オールー)』(エンターブレイン、二〇〇二年)

羽生生 純の『青(オールー)』全五巻の表紙には主要な登場人物たちの裸の姿がコバルトブルーに染められ、描かれている。「オールー」とは「青」をさす沖縄方言で、それを告げるかのように、冒頭のページに沖縄の空と海の「青」が鮮やかな背景となって現前し…