出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-06から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論22 志村貴子『青い花』(太田出版、二〇〇六年)

志村貴子の『青い花』というタイトルから、ドイツロマン派のノヴァーリスの同名作品『青い花』(青山隆夫訳、岩波文庫)を思い浮かべてしまうが、内容的にはまったく異なっていて何ら共通するものはない。その「青」はミスティックなものではなく、少女のひ…