出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-11-11から1日間の記事一覧

混住社会論42 筒井康隆『美藝公』(文藝春秋、一九八一年)

前々回ふれたディックの『高い城の男』ではないけれど、もうひとつの日本の戦後を想定したSFがある。しかもそれは本連載37のリースマン『孤独な群衆』や『何のための豊かさ』(後者も加藤秀俊訳、みすず書房)、及びリースマンなどのアメリカ社会学の成果を…