出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-04-07から1日間の記事一覧

古本夜話382 吉屋信子、『黒薔薇』、『花物語』

交蘭社の詩集などについて、続けて言及してきたが、ここで小説にもふれておくべきだろう。前回の福田正夫『夢見草』の巻末広告に吉屋信子の名前も見えていることを既述しておいたが、それらの書名を具体的に挙げてみると、『花物語』四冊、長篇小説『屋根裏…