出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-07-11から1日間の記事一覧

混住社会論70 マブルーク・ラシュディ『郊外少年マリク』(集英社、二〇一二年)

林瑞枝の『フランスの異邦人』が「第二世代―フランス生れ、フランス育ち」と一章を割いてレポートしているように、一九七〇年代後半になって、林が挙げている移民や難民たちの二世の時代を迎えている。八〇年代のデータによれば、フランスの「0歳から満26歳…