出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-07-18から1日間の記事一覧

混住社会論71 ローラン・カンテ『パリ20区、僕たちのクラス』(ミッドシップ、二〇〇八年)とフランソワ・ベゴドー『教室へ』(早川書房、二〇〇八年)

ローラン・カンテの映画『パリ20区、僕たちのクラス』は郊外を背景としているわけではないが、パリの内なる郊外とでも称すべき20区の中学校を舞台とし、移民社会、すなわち混住社会を表象する物語となっているので、本稿でフランスを離れることもあり、ここ…