出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2015-06-26から1日間の記事一覧

混住社会論110 藤原伊織『名残り火』(文藝春秋、二〇〇七年)

前々回の庄野潤三の『夕べの雲』には出てこないけれど、その丘の上の家ではもう一人の子供が生まれていて、それは三男にあたる庄野音比古である。そうとばかり思っていたが、庄野潤三の年譜にその名前は見えないので、庄野の甥かもしれない。それはともかく…