出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2015-09-27から1日間の記事一覧

古本夜話506 『国訳一切経』と大東出版社

前回見たように、高楠順次郎の場合、出版は息子の正男をも巻きこむようなかたちで、大雄閣として広く展開されていった。しかしそれは息子ばかりでなく、弟子や周辺の人物もまた同様だったように思える。『大正新修大蔵経総目録』の「会員名簿」や「関係者一…