出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2016-03-18から1日間の記事一覧

混住社会論136 トルーマン・カポーティ『冷血』(新潮社、一九六七年)と高村薫『冷血』(毎日新聞社、二〇一二年)

(毎日新聞社版) しかしこれらの話法(ディスクール―引用者注)はそれだけで、それぞれの異質性によって、一つの作品や一つのテキストを形づくっているのではなく、様々な話法を通して、話法どうしの、独特の闘争、対決、力関係、戦闘を形成しているのである…