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出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2016-04-22から1日間の記事一覧

混住社会論139 デイヴィッド・グターソン『殺人容疑』(講談社文庫、一九九六年)

前回のニーナ・ルヴォワル『ある日系人の肖像』が範としたのは、一九八九年に刊行されたトマス・H・クックの『熱い街で死んだ少女』ではないかと述べておいた。さらにそれに関して補足すれば、デイヴィッド・グターソンの『殺人容疑』(高儀進訳)も同様だと…