出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-03-26から1日間の記事一覧

古本夜話764 実業之日本社と保田与重郎『美の擁護』

前回、本間久雄は保田与重郎に日本の美学を見出し、それゆえに東京堂に『戴冠詩人の御一人者』の出版を推奨したのではないかとの推測を述べておいた。そのことをタイトルが物語るように、保田は昭和十六年に『美の擁護』というエッセイ集を上梓している。 そ…