出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-04-06から1日間の記事一覧

古本夜話766 吉田絃二郎『おくのほそ道の記』と梅本育子『時雨のあと』

前回は『実業之日本社七十年史』、里見弴の名前だけで、書名が記されていなかった小説『愛と智と』を取り上げたが、実はそれなりに売れ、好評だったにもかかわらず、著者名も書名も挙げられていない一冊がある。 それは吉田絃二郎の『おくのほそ道の記』で、…