出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2018-08-13から1日間の記事一覧

古本夜話810 フランス『舞姫タイス』と林達夫『文芸復興』

前回の全集の中にもあったアナトール・フランスの『舞姫タイス』は次のような物語である。 (『舞姫タイス』、白水社) この長編小説は四世紀のアレクサンドリアが栄えた時代を背景としている。原始キリスト教の苦行僧たちの若き指導者パフニュスは世俗生活…