もう一編『断腸亭日乗』に関して続けてみる。昭和二十二年で扶桑書房主人についての言及は消え、昭和二十三年六月からは中央公論社の高梨氏の名前が頻出するようになる。そしてそれは昭和三十年以降は少なくなるにしても、荷風の死の三十四年まで絶えること…
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