出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2019-01-25から1日間の記事一覧

古本夜話866 大木惇夫『緑地 ありや』と『豊旗雲』

詩人の大木篤夫=惇夫も大正時代に博文館に在籍していて、彼は戦後になって自伝ともいうべき『緑地 ありや』(講談社、昭和三十二年)を著わし、その時代を回想している。これは娘の宮田毬栄の評伝『忘れられた詩人の伝記』(中央公論社)のベースになってい…