出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2019-04-19から1日間の記事一覧

古本夜話895 ピエール・ロティ『アンコール詣で』と周達観『真臘風土記』

ピエール・ロティの『アンコール詣で』は佐藤輝夫訳で、昭和十六年に白水社から刊行されている。訳者の「はしがき」には、「これが訳されて、今日南方問題の喧しい折柄、少しでも曾てのクメール文化の一端を日本の読者に知って貰うことが出来たら」との主旨…