出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

出版状況クロニクル

出版状況クロニクル86(2015年6月1日〜6月30日)

出版状況クロニクル86(2015年6月1日〜6月30日)15年5月の書籍雑誌の推定販売金額は前年比10.7%マイナスという大幅減。書籍雑誌合わせて二ケタ減はかつてない落ちこみである。 その内訳は書籍が7.3%減、雑誌が13.6%減。雑誌のうちの月刊誌は13.2%減、週刊…

出版状況クロニクル85(2015年5月1日〜5月31日)

出版状況クロニクル85(2015年5月1日〜5月31日)15年4月の書籍雑誌の推定販売金額は1273億円で、前年比4.9%減。その内訳は書籍が5.2%減、雑誌は4.6%減。雑誌のうち月刊誌は2.7%減、週刊誌は12.4%減である。 返品率は書籍が36.0%、雑誌は43.2%である。…

出版状況クロニクル84(2015年4月1日〜4月30日)

出版状況クロニクル84(2015年4月1日〜4月30日) 15年3月の書籍雑誌の推定販売金額は1880億円、前年比3.3%減。その内訳は書籍は同0.4%増、雑誌は8.1%減。雑誌のうちの月刊誌は6.1%減、週刊誌は16.2%減で、雑誌のマイナスが大きく目立つ。 『週刊少年サ…

出版状況クロニクル83(2015年3月1日〜3月31日)

出版状況クロニクル83(2015年3月1日〜3月31日) 15年2月の書籍雑誌の推定販売金額は1477億円、前年比3.5%減。その内訳は書籍が同5.1%減、雑誌が1.6%減。雑誌のうちの月刊誌は1.1%増だったが、週刊誌は12.6%減と大幅に減少。 返品率は書籍が34.0%、雑…

出版状況クロニクル82(2015年2月1日〜2月28日)

出版状況クロニクル82(2015年2月1日〜2月28日) 15年1月の書籍雑誌推定販売金額は1088億円で、前年比0.6%増。13年5月以来、20ヵ月ぶりに前年を上回っているが、前年が5.5%減と大きかったことに加え、送品増加と返品減少によるものである。 その内訳は書籍…

出版状況クロニクル81(2015年1月1日〜1月31日)

出版状況クロニクル81(2015年1月1日〜1月31日) 14年12月の書籍雑誌推定販売金額は1367億円で、前年比2.1%減。その内訳は書籍同1.5%減、雑誌2.5%減で、雑誌のうちの月刊誌は1.6%減、週刊誌6.7%減。 マイナスが小幅だったのは送品稼働日が前年よりも1日…

出版状況クロニクル80(2014年12月1日〜12月31日)

出版状況クロニクル80(2014年12月1日〜12月31日) 11月の書籍雑誌推定販売金額は1232億円で、前年比3.3%減。その内訳は書籍同5.6%減、雑誌1.6%減で、雑誌のうちの月刊誌は0.8%減、週刊誌は4.9%減。 返品率は書籍が40.0%、雑誌は38.6%で、双方とも高…

出版状況クロニクル79(2014年11月1日〜11月30日)

出版状況クロニクル79(2014年11月1日〜11月30日) 10月の書籍雑誌推定販売金額は1330億円で、前年比4.2%減。その内訳は書籍が同2.2%減、雑誌が5.8%減で、雑誌のうちの月刊誌は4.6%減、週刊誌は10.4%減。 前月と同様に、送品日が一日多かったにもかかわ…

出版状況クロニクル78(2014年10月1日〜10月31日)

出版状況クロニクル78(2014年10月1日〜10月31日)9月の書籍雑誌推定販売金額は1508億円で、前年比0.7%減。その内訳は書籍が同0.4%減、雑誌は1.1%減で、前月より持ち直しているが、それは前年より送品稼働日が1日多かったことによっている。 返品率は書籍…

出版状況クロニクル77(2014年9月1日〜9月30日)

出版状況クロニクル77(2014年9月1日〜9月30日)8月の書籍雑誌推定販売金額は1177億円で、前年比7.9%減。これは6月の9.5%減に次ぐ落ちこみである。その内訳は書籍が同4.8%減、雑誌は10.1%減で、雑誌のうちの月刊誌は9.5%減、週刊誌は12.3%減となってい…

出版状況クロニクル76(2014年8月1日〜8月31日)

出版状況クロニクル76(2014年8月1日〜8月31日)7月の書籍雑誌推定販売金額は1183億円で、前年比0.4%減。これは今年になって最も低いマイナスだが、出版物市場が好転したわけではなく、前月の9.5%という大幅なマイナスの反動にすぎない。 その内訳は、書籍…

出版状況クロニクル75(2014年7月1日〜7月31日)

出版状況クロニクル75(2014年7月1日〜7月31日)出版危機は歴史構造に基づくものであり、それが取次にも及んでいることを繰り返し既述してきた。本クロニクル74 で各取次決算にふれておいたが、大阪屋に象徴されているように、構造改革がなされない限り、深…

出版状況クロニクル74(2014年6月1日〜6月30日)

出版状況クロニクル74(2014年6月1日〜6月30日)5月の出版物推定販売金額は1125億円で、前年同月比5.0%減である。その内訳は書籍が同6.0%減、雑誌は同4.2%減である。雑誌のうちの月刊誌は同1.5%減だが、これはコミックス『NARUTO』 『暗殺教室』 『黒子…

出版状況クロニクル73(2014年5月1日〜5月31日)

出版状況クロニクル73(2014年5月1日〜5月31日)4月の出版物推定販売金額は1339億円で、前年同月比6.5%減となり、近年の最大の落ちこみである。その内訳は書籍が7.7%減、雑誌が5.4%減、雑誌のうちの月刊誌が4.1%減、週刊誌は10.1%減で、返品率は書籍が3…

出版状況クロニクル72(2014年4月1日〜4月30日)

出版状況クロニクル72(2014年4月1日〜4月30日) 前回、3月は学参期で、書店売上は最も伸びる月であるけれど、マイナスが続いているために、出版物推定販売金額の2000億円割れは必至ではないかと記しておいた。それは適中し、13年の2059億円に対し、前年比5.…

出版状況クロニクル71(2014年3月1日〜3月31日)

出版状況クロニクル71(2014年3月1日〜3月31日)2月の出版物推定販売金額は1530億円で、前年比3.6%減、その内訳は書籍が810億円で同2.8%減、雑誌が720億円で同4.4%減。 返品率は1月よりは低くはなっているが、やはり前年を上回り、書籍は33.7%、雑誌は37.…

出版状況クロニクル70(2014年2月1日〜2月28日)

出版状況クロニクル70(2014年2月1日〜2月28日)1月の出版物推定販売金額は1082億円で、前年比5.5%減、その内訳は書籍が533億円で同3.6%減、雑誌が549億円で7.2%減となっている。雑誌のうちの月刊誌は418億円で、同5.7%減、週刊誌は131億円で同11.9%減. 14年…

出版状況クロニクル69(2014年1月1日〜1月31日)

出版状況クロニクル69(2014年1月1日〜1月31日)本クロニクルにおいて、危機の中にある出版業界を、社会要因と構造から限界集落にたとえ、そこで起きている現象を出版敗戦ともよんできた。そして今年はその不可避の帰結として、出版業界のあからさまな解体が…

出版状況クロニクル68(2013年12月1日〜12月31日)

出版状況クロニクル68(2013年12月1日〜12月31日)13年は大きな事件は起きなかったにしても、出版業界は正念場を迎え、14年はあからさまな解体の時期として顕在化してくるであろう。出版危機は本クロニクルで既述してきたように、日本特有の出版業界の歴史と…

出版状況クロニクル67(2013年11月1日〜11月30日)

出版状況クロニクル67(2013年11月1日〜11月30日)11月半ばの新聞に、セブン&アイ・ホールディングスの見開き2ページ広告がうたれ、その右側1ページに「セブン‐イレブン創業40周年記念 国内売上高3.5兆円。国内15,800店舗。」という文字と数字が掲載されてい…

出版状況クロニクル66(2013年10月1日〜10月31日)

出版状況クロニクル66(2013年10月1日〜10月31日)『週刊東洋経済』(10/12)が「今、始めなきゃ!就活」特集で、「業界最新天気図一覧」を掲載している。その中で出版業界だけが最低ランクの「大雨」で、そこからの脱出の可能性はまったくないとされ、「市…

出版状況クロニクル65(2013年9月1日〜9月30日)

出版状況クロニクル65(2013年9月1日〜9月30日)消費税増税が決定となった。それによって、14年4月8%、15年10月10%と続いていくことになるだろう。日書連などは出版物に対する軽減税率の適用を求めているが、新聞と同様に適用されるはずもない。その事情と理…

出版状況クロニクル64 (2013年8月1日〜8月31日)

出版状況クロニクル64(2013年8月1日〜8月31日) 所用があって水戸へ出かけたので、帰りに土浦で降りた。土浦は30年ぶりだったが、その駅前周辺の変貌に驚いてしまった。それほど詳しいわけではないけれど、地場も含む百貨店、スーパーが撤退し、かつての面…

出版状況クロニクル63(2013年7月1日〜7月31日)

出版状況クロニクル63(2013年7月1日〜7月31日)旧知の読者から連絡が入り、様々な情報を伝えてくれたのだが、それには本クロニクルを続け、最後まで見届けてほしいとの依頼も含まれていた。 彼は大手取次経験者なので、取次関係に限定して要約してみる。取…

出版状況クロニクル62(2013年6月1日〜6月30日)

出版状況クロニクル62(2013年6月1日〜6月30日)ヤマダ電機の13年度の売上高は1兆7014億円で、これは12年の出版物売上高1兆7398億円とほとんど同じであることを示している。このヤマダ電機の他に、エディオン、ケーズ、ヨドバシカメラを加えた家電量販店4社…

出版状況クロニクル61(2013年5月1日〜5月31日)

出版状況クロニクル61(2013年5月1日〜5月31日) 今月インタビューした『裏窓』の元編集長飯田豊一から、大衆演劇に関する教示を得た。そこで早速調べてみると、焼津の黒潮温泉で常に観劇できることがわかり、出かけることにした。5月公演は劇団新で、昼の部…

出版状況クロニクル60(2013年4月1日〜4月30日)

出版状況クロニクル60(2013年4月1日〜4月30日)イオンがダイエーを子会社化すると発表された。ダイエーが創業以来、初の経営赤字に陥ったのは1998年で、2001年創業者の中内㓛が退任し、02年産業再生法の適用認定を受け、04年産業再生法の支援、07年丸紅、イ…

出版状況クロニクル59(2013年3月1日〜3月31日)

出版状況クロニクル59(2013年3月1日〜3月31日)アダム・スミスは『国富論』第一編において、次のようなことを述べている。労働生産力を向上させた機械の発明や改善は哲学者、もしくは思索家によってなされたのであり、社会の進歩につれて、哲学や思索は他の…

出版状況クロニクル58(2013年2月1日〜2月28日)

出版状況クロニクル58(2013年2月1日〜2月28日) BS朝日で、「世界で最も美しい書店」(2/23)を放映した。それは次の4ヵ国の書店の紹介である。 * オランダの「セレクシス・ドミニカネン」/13世紀のゴシック教会建築を利用した書店。 * アメリカの「バー…

出版状況クロニクル57(2013年1月1日〜1月31日)

出版状況クロニクル57(2013年1月1日〜1月31日)『週刊ダイヤモンド』(1/26)が新年早々から、特集「倒産危険度ランキング」を組んでいる。それは近年の大企業の崩壊と凋落、中堅・中小企業の劣化の二つの視点を通じ、その倒産リスクと危機の内実を浮かび上…