出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2010-08-19から1日間の記事一覧

古本夜話48 通俗性欲書と南海書院

昭和初期円本時代は同時に「艶本」の時代だったと書いてきたが、それはまた性科学雑誌と性典ブームの時代でもあった。それを担ったのが既に記した澤田順次郎、羽太鋭治、田中香涯の三人で、かつて『彷書月刊』(二〇〇一年一月九日号)が「性科学の曙光」と…