菊判の赤い箱入りの十巻本がある。それは昭和四十九年から翌年にかけて、日輪閣から刊行された『秘籍 江戸文学選』で、前回言及した人々が中心になって編まれている。定価は二千円だが、これも二十年以上前に、数千円というゾッキに近い古書価で買ったように…
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