出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2011-04-23から1日間の記事一覧

古本夜話91 大内三郎『漂魔の爪』と伊藤秀雄『明治の探偵小説』

前々回 記した松柏館のことも詳細は不明だが、それにもまして誰も取り上げていない探偵小説が手元にある。それは国会図書館にも架蔵されていない。しかも江戸川乱歩がいう探偵小説の第二のブームを迎えようとしている昭和八年に出され、「傑作探偵小説全集」…