出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-01-04から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論17 木内一雅作・八坂考訓画『青龍(ブルードラゴン)』(講談社、一九九六年)

『青龍』(以下ブルードラゴンを省略)は一九二四年の中華民国、北京の紫禁城の場面から始まる。清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀は道教による神託を待ち、自らが皇帝として返り咲く可能性を問う。老祭司は神託の詩文を伝える。 「ご先祖様である女真族の…