出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-08から1日間の記事一覧

古本夜話174 江原小弥太、越山堂、帆刈芳之助

大正時代の宗教小説といえば、もう一人江原小弥太の存在を挙げなければならないだろう。江原については宮島新三郎の『大正文学十四講』(新詩壇社、大正十五年)におけるリアルタイムでの証言を、まずは引いてみる。 江原小弥太氏と言えば、大正十年度の文壇…