出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-02-20から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論24 島本和彦『アオイホノオ』(小学館、二〇〇八年)

前回の石川サブロウの『蒼き炎』は読者よりも同業者に対して大きな影響と波紋を生じさせたようで、それは第5巻のやはり表紙カバーの見返しの部分に寄せられた星野之宣の言葉に明らかであろう。星野は石川の『北の土龍』や『蒼き炎』以前には「絵画の世界を扱…