出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-03-19から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論28 秋里和国『青のメソポタミア』(白泉社、一九八八年)

戦後史の記憶の中にあって、色彩、それも「青」に関するエピソードとして、最も強い印象を残したのは、人類史上最初の宇宙飛行士となったソ連のガガーリンの「地球は青かった」という発言であろう。それは人間が初めて外から地球を見ての証言であり、まさに…