出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-06-18から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論40 平本アキラ『俺と悪魔のブルーズ』(講談社、二〇〇五年)

ミシェル・パストゥローは『青の歴史』(松村恵理、松村剛訳、筑摩書房)において、色の歴史とはすべて社会史であり、その中でも青は歴史的問題を内包していると述べている。そして古代から近代に至る青の意味の変容をたどり、十八世紀末になってヨーロッパ…