前回の『独歩名作選集』と大正三年の内外出版協会の倒産のことで思い出されたのは、それより八年前の明治四十年に破産した独歩社のことである。国木田独歩はその翌年に亡くなっているのだが、特価本と見なしていい『独歩名作選集』の出版は、この破産が尾を…
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