出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2012-09-10から1日間の記事一覧

ブルーコミックス論50 吉田基已『水の色 銀の月』(講談社、二〇〇六年)

『水の色 銀の月』のストーリーを紹介することから始めてみよう。これは2巻本だが、1巻と2巻は登場人物が同じであるにしても、主人公も物語も異なるものなので、それは1巻についてだと了承されたい。亜藤森は日吉ヶ丘芸術大学の6年生で、2浪に2留を重ねてい…