出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-01-21から1日間の記事一覧

混住社会論6 大江健三郎『万延元年のフットボール』(講談社、一九六七年)

日本の戦後社会の大文字のストーリーは民主主義、文化国家のスローガンに始まり、それは高度成長期へとシフトしていった。しかしそのかたわらにあったのは敗戦と占領、それらに起因するアメリカ人たちとの混住、そして彼らによってもたらされた、世界に例を…