出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-01-28から1日間の記事一覧

混住社会論7 北井一夫『村へ』(淡交社、一九八〇年)と『フナバシストーリー』(六興出版、一九八九年)

大江健三郎の『万延元年のフットボール』における村も、スーパーの進出後には郊外へとその道筋をたどり、『飼育』から続いていた村は、おそらく幻の村と化してしまったと思われる。 私は『〈郊外〉の誕生と死』の「序」を「村から郊外へ」と題し、一九五〇年…