出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-02-18から1日間の記事一覧

混住社会論10 ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』(河出書房新社、一九五九年)

(大久保康雄訳、新潮文庫) (若島正訳、新潮文庫)ナボコフの『ロリータ』については『〈郊外〉の誕生と死』でも少しだけ言及しているのだが、この連載でも再びふれるべきか、いささかためらっていた。 しかしこの小説がチャンドラーの『長いお別れ』と同様…