出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-06-19から1日間の記事一覧

古本夜話306 天田愚庵『東海遊侠伝』、神田伯山『清水次郎長』、村上元三『次郎長三国志』

講談において、立川文庫を発祥とする猿飛佐助や霧隠才蔵などの真田一族の物語が大きな魅力であったことを、新島広一郎の『講談博物志』を始めとして、当時の多くの読者が語っている。また実際にそれらの物語は現在に至るまで、様々な小説、映画、コミックな…