出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-07-08から1日間の記事一覧

混住社会論27 大沢在昌『毒猿』(光文社カッパノベルス、一九九一年)

一九九〇年に発表された大沢在昌の『新宿鮫』(光文社カッパノベルス)と九一年の第二作『毒猿』はいずれも一匹狼の刑事の新宿鮫を主人公とし、その舞台を新宿としていることは変わらないけれど、後者は私のいう混住小説のファクターを導入したことによって…