出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-07-15から1日間の記事一覧

混住社会論28 馳星周『不夜城』(角川書店、一九九六年)

少しばかり時代が飛んでしまうけれど、前回の大沢在昌『毒猿』における新宿と台湾の関係の後日譚と見なしていい作品が九六年に刊行される。それは馳星周の『不夜城』である。『不夜城』は次のように書き出されている。 (角川文庫) 土曜日の歌舞伎町。クソ熱…