出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2013-12-27から1日間の記事一覧

古本夜話358 洸林堂書房と宇田川嘉彦『フランドル画家論抄』

本連載352のところで、昭和十年代後半における大判美術書の出版の全貌はつかめていないと記しておいた。それは流通や販売も含めてだと既述してきた。それでもその一端を明かしているというか、経緯と事情がわかっている一冊があるので、それに言及してみ…