出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-01-17から1日間の記事一覧

古本夜話362 ナウカ社、『文学評論』、島木健作『獄』

『ゴオゴリ全集』の端本の他に、一冊だけナウカ社の単行本を持っている。それは島木健作の『獄』で、「癩」「苦悶」「転落」「盲目」「医者」の五編を収録している。これは柳瀬正夢装丁の並製四六判で、奥付には昭和九年十月印刷納本、十年九月十五版発行と…