前々回の『スピード太郎』刊行の前年の昭和九年に、やはり第一書房から若月保治の『近松人形浄瑠璃の研究』が出されている。これは箱入四六倍判、九一〇ページに及ぶ大著で、第一書房としてもこれ以上の大冊は刊行していないだろうし、戦前の出版業界におい…
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