出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-05-21から1日間の記事一覧

古本夜話394 小池四郎とクララ社

前回少しふれたように、矢川澄子が『野溝七生子というひと』を彼女の評伝というよりも、野溝と鎌田敬止と出版の物語のように仕立てたのは、前提としてひとつの出版社をめぐる物語があり、それが範となっていたからだと思える。しかもその出版社はクララ社と…