出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-06-27から1日間の記事一覧

混住社会論68 ディディエ・デナンクス『記憶のための殺人』(草思社、一九九五年)

パリの中心部とそれを取り巻く区域、それがパリっ子たちにとっては世界のすべてである。彼らはけっしてその外に出ない。 イヴリー、ジャンティイ、オーヴェルヴィリエ、ドゥランシーなどは、いずれも地の果てなのである。 ユゴー『レ・ミゼラブル』もう一編…