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出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-07-04から1日間の記事一覧

混住社会論69 『フランス暴動 階級社会の行方』(『現代思想』二〇〇六年二月臨時増刊、青土社)

本連載62の映画『憎しみ』などで既述しているように、一九八〇年代以降フランス郊外において、繰り返し暴動が起きていた。最初の暴動は八一年に、前回ふれたリヨンの郊外のマンゲットで起きたとされている。それゆえに、デナンクスの『記憶のための殺人』の…