出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-07-09から1日間の記事一覧

古本夜話404 朝倉無声『見世物研究』と古河三樹『見世物の歴史』

前回、片岡昇『カメラ社会相』において、昭和に入り、軽業に代表される見世物が消えてしまった社会状況に関する言及から始まっていることに留意しておいた。この片岡の著書とほぼ同時代に見世物に関する重要な一冊が出されていた。それは朝倉無声の『見世物…