出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-08-19から1日間の記事一覧

古本夜話415 『風俗』と「三谷堀の話―お千代船より」

高浜虚子の「杏の落ちる音」の中で、緑雨=岡田紫男が、直樹=林若樹に残した「おしづ籠」はどうなったのだろうか。それは大正五年に創刊された『風俗』において、「三谷堀の話―お千代船より」として、同誌が終刊となる十二号まで連載された。『風俗』は『集…