出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2014-09-19から1日間の記事一覧

混住社会論78 小田内通敏『帝都と近郊』(大倉研究所、一九一八年、有峰書店、一九七四年)

(有峰書店復刻版) 日本版田園都市計画と称していいであろう郊外住宅地の開発が進められていくかたわらで、一九一八年に郊外論の先駆的一冊というべき、小田内通敏の『帝都と近郊』が刊行されている。かつて「郷土会、地理学、社会学」(『古本探究3』所収…