前々回、松村喜雄の世代が保篠龍緒訳のルパンで、探偵小説の面白さにめざめたことを記しておいた。それは昭和円本時代に刊行された平凡社の『ルパン全集』全十四巻で、私も第三巻『虎の牙』を持っている。これも改造社の『世界大衆文学全集』と同じ四六半截…
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