出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2016-04-17から1日間の記事一覧

古本夜話549 イプセン『海の夫人』と『近代劇大系』

前々回の生田蝶介の処女作「今戸の家」に登場する女性がオスカー・ワイルドの『サロメ』を読み、マックス・クリンガーのセイレーンを彷彿させるということ、また前回の加能作次郎の出世作「厄年」における、結核を病む義妹が、イプセンの『海の夫人』に見え…