出版・読書メモランダム

出版と近代出版文化史をめぐるブログ

2016-06-26から1日間の記事一覧

古本夜話565 大川周明『安楽の門』、『古蘭』、岩崎徹太

前回、井筒俊彦と大川周明の関係について述べたが、両者に共通している事柄がある。それは二人が『コーラン』を訳していることで、井筒訳は昭和三十二年に岩波文庫の三巻本として刊行され、アラビア語からの名訳と評され、現在に至るまで読み継がれているが…